2対2(カウンター)


【練習の目的】

攻撃側は速攻することを、守備側は速攻を阻止することを鍛える練習です。

攻守の切り替えの速さを学びます。


【グラフィック】

「図解ブラジルの練習」より

【ルール】

2対2でのゲームです。

セーフティコーンを2つ置き、その間をゴールとします。

外へ出たボールは出たところからパスまたはドリブルで再開とします。

このゲームの特徴は相手側のゴール前は自由に入れますが、自陣のゴール前4m以内には入れない点です。

GKはいません。

またオフサイドもありません。


【解説】

「前線での守備を覚えよう」

ブラジルの練習P121より

このゲームではバイタルエリアにいる相手選手にボールが渡ってしまったら、ゴールは確実です。

そしてパスは自陣のゴール前から相手のゴール前までのロングパスもあります。

ですから前線からボールを持った選手にチェックすることが自然と身につくのです。

「ドリブルを生かそう」

ブラジルの練習P121より

バイタルエリアでパスを受ければゴールが確実なルールです。

つまりこの練習ではパスが最も効果的で、相手はパスを警戒します。

そんな時こそドリブルが生きるのです。

パスと見せてドリブルをすれば、いつも以上に成功するでしょう。

ドリブルが数回続けて成功すれば、次はドリブルと見せてパスをすればいいのです。


【監督の狙い】

「まず速攻を考えろ」

ボールを奪ったらまずゴールを目指すのがサッカーです。

パスを回すことは目的ではありません。

この練習は速攻を仕掛けたチームが非常に有利になるルールになっています。

そのため、自然と速攻のやり方&速攻を阻止する方法が身につくのです。